マキタの生活家電?
マキタといえば、プロ用の電動工具メーカーとして有名ですね。
筆者は若い頃、Mr. Bigの “Electric Drill Song (Daddy, Brother, Lover and Little Boy)” を聞いてマキタというメーカーを知りました。ちなみに、電動ドリルの先端にギターピックが付いていて、それでソロを弾くという有名な曲があるのです。
さて、そんなマキタですが、バッテリーを共通化する戦略で、
「新たにツールを買うなら、次もマキタで…バッテリーもそのまま使えるし!」と思わせてくれるさまざまな製品を展開しています。
電動ドリルや電動ノコギリばかりでは、普通の人はあまり購入に至らないのですが、お手頃のハンディ掃除機や、最近洗車でも利用されるブロアー、さらにはアウトドア用コーヒーメーカーとなると、グッと身近になってきます。
マキタのハンディ掃除機
家で通常使う掃除機は、ACコンセントから給電するタイプがほとんどだと思いますが、階段の掃除をしたり、車の掃除に使いたいときなど、2代目の掃除機としてワイヤレスが欲しくなります。
最近気になるのが、ダイソンのハンディですが、価格を見るとちょっと気が引けてしまいます。(以前よりもだいぶお求めやすくなりましたが…)
※他に必要なものがいろいろあるので、掃除機にここまでお金を掛けられません。
パカッと開けて、溜まったゴミをゴミ箱に捨てるという方式もちょっと考えもので、せっかく吸い込んだホコリやチリが、捨てるときに周囲にもわっと拡散されたり、吸い込んだり…呼吸器が弱い方は「やっぱり紙パックが衛生的!」と感じているのではないでしょうか?
そこで見つけたのがこちら!
オフィスビルの掃除の方がよく使っているワイヤレス掃除機で、結構デザインは地味?ですが、パワーもあって使いやすい製品です。
マキタの製品には、ダストパック式、カプセル式などいくつかラインナップがありますが、ダストパックで強力な吸引力の製品がこちらです。フローリングだけでなく絨毯の部屋でも十分に使えます。
バッテリー・充電器込みだと意外と高価な買い物になりますが、バッテリーを他の製品と共用することを考えると、こちらは非常に優れた製品です。
主な仕様
質量:1.5Kg, 吸い込み仕事率: 強:37/標準:10、連続使用時間: 強:約20分/標準:約40分,
充電時間:22分 (使用電源: 18V 3.0A の場合 = BL-1830満充電相当)
バッテリと充電器が付属します。
※標準価格は3万以上になるのですが、amazonではかなり安くなっているようです。
バッテリが同梱されていないものはこちらです。かなりお求めやすい価格です。
バッテリーがちょっと高い…という場合は
バッテリー込みでお手頃なのがこちらの製品です。
絨毯の掃除は家庭用の1代目の掃除機に任せ、2代目のハンディは階段掃除と車内清掃に限定すれば、そこまで吸引力が強く無くても大丈夫。18Vではなく、10.5Vで動作するため、少しパワーダウンしますが、お安くなっています。
こちらも十分おすすめできるワイヤレス掃除機です。
10.8V 1.5Aのマキタのバッテリー(BL-1015)と、10.5V用の充電器(DC10SA)が付属します。
※繰り返し洗って利用できるダストパックと、使い捨ての紙パックをどちらも利用可能です。
紙パックの買いおきが無いときなどに、ダストパックに切り替えて使い続けられますし、便利です。
掃除機用に高価なバッテリー?
掃除機だけに高価なバッテリーを購入するのは、ちょっともったいない感じがします。しかしながら他にも気になる、バッテリーが共用で使えるマキタ製品がありますので、次にご紹介します。
ブロアー(送風機/集塵機)

ブロアーを使うことで「庭の枯葉の掃除」さらには「車の洗車」が一気にカンタンに楽しくできるようになりそうです。
特に、「庭の枯葉掃除」については、こういったブロアーや集塵機を使わないと、作業が大変過ぎて掃除する気にもなれません。
参考記事で紹介されているマキタのブロアーでは、BL-1830やBL-1860サイズのバッテリーが標準的に使われています。長時間使う方は、容量の大きいものを選んでください。
マキタ純正の18V 6.0Ahのバッテリー(BL1860B)は、15,000円前後するのですが、こちらに紹介する互換品は、2個で1万円以下と非常にお買い得です。
マキタ18v バッテリー BL1860 マキタ互換バッテリー 6.0Ah
インパクトドライバー
IKEA や ニトリなどで、組立家具を買って自分で組み立てることはときどきありませんか?
筆者は組立大好きです。特に IKEAではランチも楽しいですね。
ワイヤレスのインパクトドライバー(ドリルにも使えます)があれば、組立も効率的にできます。
DF031DSHX(1.5Ah)
こちらはドライバとドリルの兼用タイプです。
バッテリ(BL-1015)が2本と10.5V用の充電器がセットになっているものです。
※かなり本格的ですね。
筆者の経験から、ドリルとドライバは別々に持っていた方が便利です。先に全部下穴を空けてから、ピットをドライバに交換してネジ止め作業をすればよいのですが、意外と交互に使う機会が多く別々に欲しくなります。
マキタのバッテリー・ラインナップ
マキタのバッテリーは、リチウムイオン電池製品です。
軽量で継ぎ足し充電が可能、自己放電が少ない設計になっています。
※製品本体によっては、バッテリーの対応電圧が合っていても、容量の違いで装着できないものもありますので、購入の際には注意してください。
36Vシリーズ
プロ用のハイパワーを必要とする電動工具(芝刈り機やハンマドリル等)に使われています。
家庭で使えるような工具には対応していません。
18Vシリーズ
BL-1860B, BL-1830B をはじめとする18V出力のバッテリーです。
型番末尾の60や30は、出力電流容量を示しており、1860は6.0Ah、1830は3.0Ahです。
1860の方が容量の大きな長持ちバッテリーです。
よりパワーが必要な製品に利用されています。
14.4Vシリーズ
BL-1415G、BL-1413G、BL-1411Gが14.4V出力のバッテリーです。
型番末尾の数値は、18Vシリーズと同様に出力電流容量を示しています。
10.8Vシリーズ(スライド式) 筆者おすすめ!
BL-1015、BL-1040等が10.8V出力のバッテリーです。
こちらも、対応工具の種類が多いのが特徴です。
工具との取付けがスライド式になっています。
10.8Vシリーズ(差し込み式)
BL-1013が10.8V出力のバッテリーです。
主に、インパクトドライバや、掃除機、ラジオに利用されます。
工具本体のスロットに、差し込むように取り付けるバッテリーです。
7.2Vシリーズ(差し込み式)
BL-7010、BL-0715 が7.2V出力のバッテリーです。
工具本体のスロットに、差し込むように取り付けるバッテリーです。
主に、インパクトドライバや、掃除機、ラジオに利用されます。
※マキタのバッテリーの互換品が多く出回っています。
ものによっては半額以下で、だいぶ安く手に入ります。
品質、耐久性、繰り返し充電などの性能に若干違いがあると思われます。
アウトドア好きには、こんなコーヒーメーカーも
アウトドアでコーヒーというと、普通はお湯を沸して手動でドリップするのが普通です。
ところが、「電動のコーヒーメーカーをアウトドアに持ち出して、ワイヤレス・コーヒーメーカーとして利用する!」という、ちょっと違う意味でワイルド感がある使い方ができます。
オートキャンプやBBQなどで威力を発揮しそうです。(注目されること間違いなしですね!)
本体カラーの違いで青(CM501DZ)と赤(CM501DZAR)があります。
※バッテリーは、10.8Vスライド式・14.4V・18V に対応しています。
コーヒーメーカー本体には、バッテリーは付属しません。
こちらは充電式専用です。ACコンセントからは直接給電できません。
CM500DZ
※こちらは18Vバッテリーのみ対応しています。
本体には、バッテリーは付属しませんが、ACコンセントに接続して直接給電可能です。
まとめ
これだけ身近な製品が増えてくると、マキタのバッテリーは持っていて損はないと感じます。
筆者もいろいろ調べてみて思うのは、特に 10.5V のスライド式 バッテリーを中心に製品をそろえれば、バッテリーも本体も無駄なく使えそうです。
スマホのバッテリーを普段から充電しておくように、マキタのバッテリーもいつも充電しておけば、日常生活で役に立つこと間違いなし。
筆者の勝手な想像ですが、そのうちマキタのバッテリーをスマホ充電に利用できるようなアダプターのようなものが発売されるのではないか?と期待しています。
照明、ラジオ、コーヒーメーカーにすでに対応していますが、さらなるキャンプ用品への応用が期待されますね。
他にも、ちょっと試してみたいのがファン・ジャケットです。
日本の夏は異常気象のためか、ここのところ夏には非常に高温になります。炎天下の作業や締め切った部屋での作業で利用されているようですが、それだけではなく、もう少しファッション性もプラスされたら、外出時などにもきっとこういうものが標準的に着用されるようになると筆者は考えます。
オフィスでも、小さな静音ファンを付けたこういったベストを各自が着たら、空調の出力を抑えて、省エネ効果があるのではないでしょうか?
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