家庭のアルカリ電池を充電式電池に交換したら?

アルカリ電池が安い!

アルカリ電池がここ20年くらいの間に劇的に安くなったように思います。100円ショップなどに行くと、単3電池が5本で100円ですから驚きです。

ここまで安くなると、充電式電池の存在が危ぶまれるかと思ってしまいますが、実際のところはどうなんでしょうか?

筆者の自宅でも完全充電式に移行すべきかどうか、この記事を書きながら考えてみます。

充電式電池(2次電池)の種類は?

かつては充電式電池といえばニッカド電池でしたが、いつの間にかニッケル水素電池に置き換えが進みました。

いまだニッカドはラジコンなど?一部で使われているようですが、家庭で乾電池と入れ替えて使う用途では圧倒的にこちらのニッケル水素電池がさまざまな面で有利なようです。

ニッカドはカドミウムのような有害物質が使われていますし、電池容量もニッケル水素よりも少ないことが理由です。

また、携帯電話などには、リチウムイオン電池が使われていますが、乾電池形状ではなく特殊形状で作られているものが多く、また電圧が異なるので、乾電池の代替にはなりえません。

今回は、ニッケル水素電池の置き換えを主に検討してみます。

端子電圧の比較 アルカリ乾電池の電圧は、みなさんご存じのとおり1.5V。終端電圧(使い終わり)は約0.9V。
これに対し、ニッケル水素電池は、公称電圧1.2V。終端電圧はこちらも約0.9Vでほぼ一緒だね。

容量の比較 アルカリ乾電池(単三)は負荷の掛け方によって変化があるみたいだけど、おおよそ2000mAh程度あるようです。ニッケル水素電池は、1300mh~2100mhとタイプがいくつかあります。

価格の比較 アルカリ乾電池: 5本で100円なので一本当たり20円!ニッケル水素電池; ダイソーの1300mh品なら一本100円。2100mh品でも200円程度と結構安く手にはいるんだね!

■充電にかかる電気代Panasonicのサイトの計算によると、1回の充電あたり電気代は1円以下だそうです!

我が家で汎用の電池を使いそうなものと交換頻度

・リモコン(エアコン用4台、映像系機器3台、オーディオ系機器2台)  単3電池:18本 年に3回ほど交換
・一部のデジカメ(1台)  単3電池:2本 年に5回ほど交換(使用頻度低め)
・LED懐中電灯(4台) 単3電池:6本 単4電池:6本 年に6回ほど交換
・電磁辞書(2台) 単3電池:4本 年に4回ほど交換
・美容器具(1台) 単3電池:1本 年に4回ほど交換
・ワイヤレスマウス(1台) 単3電池:1本 年に2回ほど交換
・録音機能付きポータブルオーディオ(1台) 単4電池:2本 年に6回ほど交換
合計 単3電池:32本 単4電池:8本

各マニュアルなどを見てみますと、機器がすでに充電式電池に対応しているものも多く、動作は問題なさそうです。

すべてアルカリ電池で1年間使った場合のコスト条件:単3電池5本100円、単4電池6本100円で計算

必要な新品単3電池の本数:18×3 + 2×5 + 6×6 + 4×4 + 1×4 + 1×2 = 122本必要な新品単4電池の本数:6×6 + 2×6 = 48本
よって単3電池25パック、単4電池8パック必要年間コストは、2500 + 800 = 3,300円と意外と大きい。

■充電式電池の初期投資額40本のニッケル水素電池がいるので、4,000円~Amazonのニッケル水素電池だとおおよそ1本200円なので、8000円の投資となります。
充電器は約1500円程度。

トータル ~9,500円といったところです。

コストが逆転するのは?ずばり3年です!3年過ぎたところから元がとれます。

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まとめ

我が家の全リモコンを充電式に交換した場合、初期投資が3年で償却可能です。さらに3年目以降は、年間3300円のおトク。充電回数は年間170本分になりますが、その電気代は170円程度ということになります。

厳密には、充電サイクル300~500回程度で新たな投資が必要となりますが、それを入れても十分に節約になるものと予想されます。

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